脳鳴とは

脳鳴とは耳鳴りとは異なり、耳の奥や頭全体から酷く耐え難い雑音が鳴り響いている状態の時にそのような表現で使われます。

その雑音はMRIや機械で測定されることは出来ず、だれにも聞こえない「自分にしか分からない音」となります。

周りがうるさかったり、自分が何かに集中している間は気になりませんが、寝る前や静かな部屋に移ったりすると、急に雑音が気になるというケースが多く、また長く続く場合は気になって寝れないなど、不眠症などを引き起こすこともあります。

脳鳴の原因

脳鳴の原因については現代の医学では不明なことも多く、未だ研究段階となっております。

しかし、現時点で考えれる原因として2種類あり、脳の異常・耳の異常が上げられます。

脳の異常

・大脳からなる側頭葉(頭の横)に存在する「聴覚野」に障害が起きて症状を引き起こす

・脳の血液の流れが悪くなることで脳血管に障害が起きて症状を引き起こす

・脳の突発的な興奮、脳の栄養不足によって症状を引き起こす

上記のことが原因で脳鳴を引き起こすことが考えられます。

耳の異常

耳には音を受け取る聴覚が存在しており、内耳(耳の中)にある蝸牛という部分に振動を受け取ることで電気信号として脳へ「音」として伝える働きをしています。

その音を伝える「蝸牛」で間違った電気信号を送ることで「間違った音」として脳鳴を引き起こすことが考えられます。

当院の治療

鍼灸治療

当院では多くの脳鳴の患者様を完治して来た実績に基づく経験と現代中国医学の理論を基に「脳」と「耳」2つの部位からなる様々な原因を考慮し、感覚の異常と伝達の異常、又は脳鳴による精神的な不安や自律神経の乱れなど1人1人に合わせた当院独自の患者様1人1人に合わせたオーダーメイドの治療方法となります。

飲む漢方治療

一人一人に合わして、一人一人に一番必要な漢方生薬の組合せをしたオーダーメイドの漢方薬で治療して頂きます。

完治症例紹介 脳鳴・潰瘍性大腸炎・間質性膀胱炎 山様

写真:(左)桑原先生(中央)山様(右)廬華院長

治療前の症状:10年程前から潰瘍性大腸炎を患い消化器の出血を繰り返していました。

その後、腹部~陰部にかけての痛みがあり病院では間質性膀胱炎と診断されました。

耳の奥が常に「シャンシャン」と1日中鳴り続けているように感じる脳鳴が出始めた。

出来るだけ病院の薬に頼りたくないことから他の治療法を探したところ当院のホームページを見つけて来院されました。

鍼灸治療を初めた当初は、病院で治し方が分からないと言われた病気が本当に治ることが出来るのか不安・心配な部分もありましたが、治療を受ける度に効果を実感することが出来、治して趣味の登山やお孫さんとのお出かけが出来ることを楽しみに治療を継続して行くことが出来ました。

当院での治療:潰瘍性大腸炎・脳鳴・原因不明の痛みに対する鍼治療、電気鍼

潰瘍性大腸炎・脳鳴に対する漢方治療(当院オリジナル)、漢方外用浸透法(当院オリジナル)を継続した結果

・潰瘍性大腸炎:内視鏡検査でも消化器系の異常も全く無く完治

・脳鳴:耳の奥の音は無くなり、鍼灸治療に対する不安・心配といった精神的な症状も落ち着いてその後再発も無く完治

・間質性膀胱炎:痛みも無くなり、以前出来なかった旅行も出来るようになった。

現在はお孫さんの治療で久しぶりにご来院されましたが再発も無く過ごされております。

完治症例紹介 脳鳴 美和子様

写真(左)鶴田先生 (中央)美和子様 (右)盧華院長

職場の人事異動や同僚の退職などで仕事が慌ただしくなっていました。

次第に周囲にイライラすることが増え、怒りを覚えることもありました。

そんな状態が2カ月ぐらい続いて来たある日、左耳に耳鳴りが出始めました。

しばらくすれば治まると思い、病院へは行かずに様子を見ていましたが症状は悪化する一方で次第に頭全体が「キーン」としたような高い音が聞こえる脳鳴に変わって来ました。

一人の時や就寝前が特に酷く夜も寝れなかったり、寝れても脳鳴で目がすぐ覚めてしまう状態でした。

病院へ診察をし精神安定剤を服用しても改善は見られず、他に治療法は無いか探していた所、当院のホームページを見つけて来院しました。

治療開始当初は鍼治療に対して怖さや不安があったのですが、治療を積み重ねて行き、鍼治療が痛くないと分かり不安や怖さは無くなりました。

鍼灸治療、漢方治療を続けて行くうちに脳鳴が段々小さくなって行くことを実感することが分かりました。

次第に夜も眠れるようになり、途中で目が覚めること無く起きれる日も増えて来ました。

現在では脳鳴が完全に無くなり、仕事が忙しくなっても症状が再発することは無くなり、完治することが出来て治療を終了しました。