鍼灸師の腕の違いとは、どんなところで現れるのでしょうか?

たとえば、ある疾患に対して、A鍼灸師さんとB鍼灸師さんがした鍼灸効果の違いは相当あるものでしょうか?
答:普通の肩こりやギックリ腰のようなことなら、どの鍼灸師でも対応できるでしょう。整骨院の鍼でもいけると思います。
難病、慢性病の治療における、腕の違いは、病気の治療効果に現れます。同じ病気の患者さんに鍼を打っても鍼灸師により効果は百人百様です。
腕の違いの基本は、やはり中国医学と西洋医学知識の有無でしょう。これらの知識がなければ、精確な診断はできなくて、効く治療もできないのです。
これらは、鍼灸師の医学的な勉強は可能かどうか、勉強時間と勉強の深さに左右される部分です。
次に、治療効果を左右するのは、鍼灸手技の術です。この鍼灸手技の術は、短期間で獲得し難い能力で、多くの臨床経験を積んで、数十年の年月をかけて磨き上げたものになります。
具体的言いますと、鍼を刺す瞬間、つまり針先が体内に入る瞬間から、個人差、腕の違いが大いに出ます。
[ツボ]と[鍼]は、治療にも用いると同時に体内に入って体の内部をリアルタイムで感知することにも用います。
実際の臨床ではそれぞれの患者さん、たとえば同じ病名の患者さんでも、その日の症状 やツボの状態、部位に応じた刺入スピード、角度、深度、 鍼への重力の掛け方、捻針、鍼回転速度、方向、鍼の太さ長さの選別、ツボとツボを如何にして早く効果がでるように組み合わせ方、衰えた身体を補なう補法、興奮を鎮める寫法等々と鍼手技の術は限りなく奥が深いものです。

中国医学の診察方法とは

    1. 主に望診、聞診、問診、切診という「4診法」

 

  1. 望診(舌診を含む)「ぼうしん」は患者さんが診察室に入ってこられる瞬間から始まり、歩き方、身体の動き、顔色艶・目の輝き動き色・舌と苔の色や艶・皮膚毛髪の状態などの情報を収集する手段です。
    ご来院前に舌に着色するものを飲食すると舌の色という大切な情報が得られなくなります。ご来院される日は色の濃いものなどは控え、舌苔を取ることも避けてください。
  2. 問診「もんしん」は西洋医学においても重要な診察方法です。自覚症状は勿論のこと、患者さんご自身が又意識されていないことも多くありますので、しっかりお聞きするのは重要な診察内容です。
  3. 聞診「ぶんしん」は患者さんと直接お会いして初めて得られる診察情報です。具体的には声の調子やにおいなど視覚以外の感覚で得られるものです。
  4. 切診(脈診を含む)「せっしん」は患者さんに直接触れてえられる情報をさします。脈診・腹診・ツボ診などが中心です。

中国鍼灸(当センターの鍼灸)と日本鍼灸の違い

項目 中国鍼灸(当センターの鍼灸) 日本鍼灸
対応範囲 難病・慢性病・不妊症・女性疾患・ガンをはじめ、うつ・痛み・生活習慣病など一般疾患・体質改善 癒し・リラクゼーション
目標の違い 病気の自覚症状は勿論、異常のある血液検査データと異常のある画像検査も正常になること=病気を治すことが目標 楽になった・気持ち良いということは目標
使用する鍼・使用する灸 各種鍼を使いこなせる中国本場の鍼(太い鍼・長い鍼・細い鍼・短い鍼)
日本鍼(細い鍼・短い鍼・長い鍼・太い鍼)モグサを含む漢方配合のお灸
日本鍼(細い鍼・短い鍼)モグサのお灸
理論体系と施術者の技術 医療として常に進歩している 法的にも社会的にも統一された理論体系がありません。鍼灸師に行われる。医学知識が乏しいため、個人レベルのものが殆ど。
位置づけ 病気の自覚症状は勿論、異常のある血液検査データと異常のある画像検査も正常になること=病気を治すことが目標 民間療法のような位置づけ
穴(ツボ)の使い方 お一人一人の病気に合して、弁証用穴と弁病用穴を組合せして=穴処方する
弁病用穴:現代科学の手段で効果が証明された穴のこと。
病気そのものを治す用穴例えば:頭鍼の運動区は脳疾患による運動障害に効く。大椎穴は熱を下げる、白血球値を調整する効果ある。
弁証用穴:中国医学理論に基き、崩れた陰陽のバランスを正し、身体の治癒力を目覚めさせて、疾病を回復させる効果のある穴のこと。
穴を使わないところが多い。個人的な認識で鍼をさす場所を決めることが多い。

他の鍼灸院のHPに顔面神経麻痺が3日か2週間で治ると書いているが、貴院も同じですか?それについてお聞きしたいです

脱髄のみタイプの顔面神経麻痺は損傷が軽いので、鍼灸しなくでも自然治癒の場合もあり、ステロイドのみでも2週間位で治る為、発症してすぐ鍼灸治療を加えると更に治療期間短縮できるますが、あらゆるタイプ段階の顔面神経麻痺は3日や2週間で治ると記載がある場合、顔面神経麻痺を熟知されていないか経験不足による間違った認識だと思います。

説明文章の内容は貴院のHPに似た鍼灸院に相談しましたが、依然として不安です。貴院と同じですか?

当院の説明と考え方の文章はインターネット上で他院にコピーや転用されることはよくありますが、しかし、当院の技術の高さ、症例数の多さ、治療内容と経験の豊富さ、高い治療結果は決して真似することは出来ないので、当院とは同じではありません。

貴院に行きたいんですが、遠いので、悩んでいます。

当院では遠方からお越しいただく場合は集中治療をご提案させて頂いております。特に最近、他院の鍼灸や中国鍼灸を受けて良くならなかった為、もう鍼灸効かないこのまま治らないと希望を無くした方からのご相談が増えています。これは鍼灸院の数が増えた背景にあります。難病は予後が複雑で、尚且つ鍼灸治療開始タイミングが効果に反映されるので、距離で鍼灸院を選ばれるより、遠方でも知識と経験があり確実に治るところで受診されるべきだと思います。

難病の治療は、個別化治療が必要不可欠であるため、より専門性の高い知識と豊富な経験が求められます。何故ならば、例えば顔面神経麻痺初期治療は適切な内容でなければ、後遺症は発生します。後遺症は日々進行していくので、後遺症に対する理解対応は適切でなければ、麻痺と後遺症が混在する結果になり、患者様は更に辛く感じます。

他の中国鍼灸と貴院はどう違うのか?

多くの違いがありますが、この二点は最も重要だと思います。

 ①実績と経験、症例数の違い:チック症、腎臓病、ALS(筋委縮性側索硬化症)、MDS(骨髄異形成症候群)、突発性難聴、顔面神経麻痺など、色んな患者様を完治した実績と経験が一番の強みです。

②当院での現代中国医学治療方法による治療結果は、他の中国鍼灸では到達できない領域にあります。

今後も当院では、長い伝統を受け継ぎながらも新たなる挑戦し、他院では治療法が無いと言われた方々に最も適切な治療が提供できるように努力してまいります。

貴院で難病はなぜ治るのか?

多くの理由がありますが、以下の3点は最も重要だと思います。

①鍼でしたら、適切なツボの性質を1つ1つ選んでその人に合わせてツボの数も異なっています。また現代中医学はツボだけではなく、解剖学的に筋肉の向きや付き方、神経の分布を踏まえて鍼の方向刺す深さを計算し・刺激の入れ方を1本1本考えながら治療させて頂いております。このような繊細かつきめ細かいオーダーメイド治療で治癒に導いているのだと思っています。

②同時に体の内側からオーダーメイド漢方で疾患を治していきます。

③どうしても治したい強い意志と高い治療目標を持たれた素晴らしい患者様に恵まれ(この場をお借りして感謝を申し上げます)、その責務の大きさを感じており身の引き締まる思いで、患者様のご期待に応えるように日々の臨床を行っております。治療側だけでなく患者様との2人3脚があってこその完治に繋がっているのだと思っています。

マッサージはした方が良いですか?

マッサージはしてもいいですが、正しいやり方でないと、効果はありませんので、行う必要はないと思います。正しいやり方は、筋肉の方向を意識して、正しい方向で、正しい圧で行う必要があります。また、マッサージは、拘縮して硬くなった筋肉をほぐす効果はありますが、根本的原因の神経には効果がありません。ですので、マッサージはしてもしなくてもいいですが、それよりも鍼治療をしっかりと受けて、神経から治していくことが重要です。